バルトレックスを長い間服用することで起こる副作用

バルトレックスは性器ヘルペス・口唇ヘルペスや帯状疱疹、それに水疱瘡などの治療に効果的な薬です。
これらの病気はいずれもヘルペスウイルスが原因ですが、バルトレックスはウイルスのDNAの複製を阻害し、増殖を抑える作用を持っています。
発症からある程度の時間が経過すると、ヘルペスウイルスの増殖は自然に止まりますが、それまでの痛みを緩和し治りを早くするためにバルトレックスが有効です。
ただしウイルスを根絶することはできないので、体力が落ちたときに再び症状が現れる場合もあります。

こうした作用機序を持っているため、バルトレックスはヘルペスの症状が現れたら、できるだけ早めに服用することが大切です。
ウイルスの増殖期間中に薬を飲むことで、最大限の効果が期待できます。
増殖しきってしまったら、あとは自然に治まるだけなので、あまり意味がありません。
日本の医療機関では、バルトレックスの服用期間は原則として5日間と定められています。
ただし初めてウイルスに感染したときは重症になりやすいため、10日間まで延長することが可能です。

ヘルペスが再発したときは、発症から24時間以内にバルトレックスを服用することにより、ほとんどの場合は5日間で症状の改善が見られます。
それ以上長期にわたって服用を続けることは、副作用のリスクが大きくなるため推奨できません。
また効果が現れるまでに2~3日かかるので、それまでは勝手に薬をやめないようにしてください。

バルトレックスの副作用には下痢や吐き気、頭痛やめまいなどがあります。
また特徴的な副作用として精神障害が挙げられ、意識がもうろうとしたり幻覚が見えたり、けいれんを起こしたりすることもあります。
自動車や工作機械などを運転する際には、安全確認に十分気をつけてください。
高齢者や腎臓が弱っている方、通風や喘息などの薬を服用している方は、副作用が出やすい傾向があるので、特に注意する必要があります。
ではもし副作用が現れたら、どうすればよいのでしょうか。

一週間服用しても症状が治まらなかったら別の病院へ

バルトレックスは第2世代の抗ウイルス薬と呼ばれ、効果が高い割に副作用が少ないとされていますが、長期間の服用は体に負担をかけるため避けたほうがよいでしょう。
医師が定めた期間は服用を続けることが大切ですが、仮に一週間続けても効果がまったく現れないときは、服用を中止して別の病院を受診することをお勧めします。

バルトレックスが効かない理由としては、まず発症後72時間以上経過してから服用を始めたことが考えられます。
時間が経ちすぎていると、ウイルスの増殖が進んでいるため、あまり薬の効果が期待できません。
またヘルペスウイルス以外の病原体が原因となっている可能性もあります。
バルトレックスはウイルスの増殖を抑える効果しかないことに注意が必要です。

水膨れができて痛みを感じる病気には、口角炎や黄色ブドウ球菌による感染症のほか、梅毒や金属アレルギーなども挙げることができます。
これらはヘルペスに似た症状を示すため、素人判断だけでなく医師でもヘルペスと診断してしまう可能性があります。
しかしウイルスが原因ではないので、抗ウイルス薬のバルトレックスでは治療できません。
治療が遅れて悪化させてしまう恐れがあるので、あまり治りが遅いと感じたら、セカンドオピニオンを求めたほうが良いでしょう。

バルトレックスはジェネリックなども比較的簡単に入手でき、再発しやすい性器ヘルペスの予防にも効果的ですが、どんな薬でも乱用は慎まなければなりません。
服用の前にはアレルギーの有無や服薬中の薬を医師に伝えること、副作用が気になったらすぐに相談することが大切です。
そして一週間服用しても症状が治まらなかったら、他の病気の可能性を検討してみましょう。

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